暮らしと人と物の繋がり
い〜よでは
所在地
TEL 
FAX 
営業時間
休日
開店年月
U R L
E-mail
〒190-0181 西多摩郡日の出町大久野1706-5
042-597-6587
042-597-6587
AM11:00〜PM6:00
日・月・火曜(イベント時変更)
1998年5月

ASUGINO@msn.com


 1998年5月に自宅の一部をそのまま使って、3坪に満たない小さなお店を始めました。草の根貿易の商品を中心に、健康や環境のことを配慮した食品や、石鹸などを販売しています。近隣の障害者の施設の手作り品などを販売することもあります。

 日の出町は東京の西のはずれに位置する山間の小さな町です。いくつもの老人ホームや障害者の施設、ゴミの広域最終処分場などがあり、福祉と環境問題の宝庫のようなところです。そして、ここ大久野という地域は高齢化と過疎化が進み、町の活力が失われていることも大きな悩みとなっています。そんなところで店を始めたのは、様々な問題が凝縮されているこの地域だからこそ、暮らしと人と物のつながりが具体的な形で見える場所だと考えたからでした。
 生産者と消費者、地方と都会、南の国と北の国、障害を持つ人持たない人、様々な立場の人々が相互に支え合い、協力し合うことで社会が持続するということを、店を通していろいろな人たちと一緒に考えていきたいと思っています。

 店の名「い〜よでは」とは、サハラ砂漠に暮らす遊牧民トアレグの言葉で「ここへおいでよ」という意味です。トアレグの人々はたえず見ず知らずの間柄でも、食事や宿を提供し合うことでお互いの安全を守り、厳しい砂漠の暮らしを成り立たせています。「イーヨデハ」と声を掛け合う関係が生活基盤となっているのです。お互いが見えにくくなっている私たちの社会で、問題解決を目指す関係作りの一助となれるように願いを込めて、トアレグの言葉を店の名前にしました。
(文:杉野明美)