産直精神で現地と共に
ＫＡＮＺＩ

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〒156-00442 世田谷区赤堤3-3-16 03-5300-6048 03-5300-6048 AM11:00〜PM8:00 10､20､30日　第2・4日曜 1994年5月 http://plaza10.mbn.or.jp/~kanzi kanzi@ca.mbn.or.jp

　ＫＡＮＺＩの商品はどれもほとんどが、作っている人の顔が見えるものとなっています。手作りの物が好き、日本に紹介されていない物を世界中から発掘してこよう！そんな思いで始めたＫＡＮＺＩですが、最初に古い手織りのタイシルクを求めて旅したタイでの出会いが、ＫＡＮＺＩをタイに根付かせることになりました。

　１本1本糸を通して、毎日少しずつ布を織っているおばあちゃんの生活の背景に、経済的な理由による、劣悪な条件の出稼ぎ、児童労働、売春、売春によるエイズの蔓延など、多くの問題があることを、本を通して知りました。実際に、問題意識を持って田舎の市場や、工場の人と話すと、やはり、その情報は嘘ではありませんでした。生きていくためには、経済活動をしなくてはいけません。ＫＡＮＺＩの私たちも生きるために、タイで商品を作って売っています。産地の人も、生きるためにＫＡＮＺＩのオーダーを作ってくれています。援助や、国際協力と言うよりも、自立したいという人々と、人間として、共に生きているだけです。産地の人の生活ペースと、こちらの生活ペースをお互いに理解し合い、共に経済活動をすること。これが、「産直（産地直結）」の精神です。共に生活を良くしていこうが合言葉です。

　主に、手織りの綿･シルク、オールドシルク、等を使った洋服･小物･雑貨･木彫りを販売しています。また、タイの社会福祉省と協力し、タイ北部のエイズのプロジェクトとも取引をしています。
　ＫＡＮＺＩのスタッフはいたって、気さくな性格、買付けのエピソード等話し出すと止まらなくなっちゃったり…。お近くにお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。　　　　　　（文：田垣千鶴）