南と北の心を繋ぐ店
第三世界ショップ 大地
所在地
TEL 
FAX 
営業時間
休日
開店年月
U R L
E-mail
〒871-0041 中津市新博多町2丁目
0979-22-0963
0972-22-0963
AM10:00〜PM6:00
なし
1987年5月
http://www.yukichi.ne.jp
sugarumi@po.yukichi.ne.jp


 私が「大地」を始めたのは1987年で九州では初のフェアトレイドの店でした。開店まで一度も海外体験もない私がこの仕事に興味をもったのは、自分の生き方とお金の稼ぎ方を一致できる仕事を探してたからです。開店一年目はPAやシャプラニール、SVAから仕入れてました。翌年から直接自らタイ、インド、ネパールから輸入しています。

 中津市のアーケードでは最も古い商店街で店のレンガ壁のバングラデシュの風景壁画、ウィンドゥの不思議な品々は異空間として存在しています。私の町は人口六万七千、周防灘に面した県境の城下町で、山、川、海そして良質の広大な干潟と自然に恵まれています。足元の自然に目を向けるようになったのはこの保守的な町で始めて起こった25年前の豊前火力反対運動という海を守る市民運動でした。環境問題も世界の貧困に関わる南北問題も根っこは同じ。この仕事を通して誰よりも私自身、世界のいろんな人と出会い開発されました。

 私の今の最大のパートナーはマハグチというネパールのNGOです。私の店と同じ頃設立し、今や700人の生産者を支えています。社会資本がほぼ達成された日本では個の力を実感できませんが貧しい国で志と情熱あるNGOの影響力は大きく、彼らと連携してることで自分の仕事の意義を実感できます。デザイナーのスミタさんに大地のオリジナル品を注文します。シンプルで地味だけどお洒落なデザイン、丈夫、素材のよさを心掛けてます。フェアトレイドの元祖OXFAMでの昨年6週間のボランティア体験を自分の町で「そうちこ通り市」と名づけリサイクルチャリティバザーを今まで三回「百円玉市民塾」という自分の町の問題解決の私塾を3年以上続けています。            (文:須賀瑠美子)