住んでいる地域では?

 現地の立場が弱い人々、社会に貢献していくには、まず、現地のコミュニティーを研究し、その存在を尊重して壊さないことが重要です。これは、現地での情報収拾も大切ですが、現地にいればできるというものでもありません。様々な専門化や人々の意見を参考にしてくことも重要です。


 そこで、月1回の学習会を開いたり、特に、その地域に残るお話しを本に纏めるとか、生活の暮らし、教育の事情を調べるには、分科会を設け、それぞれに興味があるものに参加しています。
 この研究を通して、現地でも話合いを行い、従来、教育支援だけでは生活向上に繋がらなかった限界を、フェアトレードを通じて改善することを目指しています。
 欧米の活動をみていると、現地で成功しているケースは、そのような研究と実践に10年から15年かけてフェアトレードに繋げています。その結果、現金収入増による生活の向上と女性の家庭における地位の向上にも繋がっています。

 私達の地域でこのような市民レベルの活動を持つことが、結果として、遠く離れた地域の社会貢献につながっていく大変大切な動きです。
 現地で教育とフェアトレードが繋がり社会貢献に繋がる切っ掛けができたように、私達の地域でも、フェアトレードと教育の連携、市民との連携が求められています。