熱気と驚きと期待の入り交じった
公開学習会「教育とフェアトレード」から
「新貿易ゲームを体感して」
太田昌治

晴天の10月14日、あーすプラザの会議室から異様なざわめきが・・・。ネパールからお招きしたサパナさんを囲んで、学習会の第1部「新貿易ゲーム」がはじまりました。
 今回の学習会は、ネパール大使館や横浜市、神奈川県国際交流協会など8団体の後援と3団体の協力を得て、参加者46人という盛況振りでした。
 「ふれんどしっぷASIA」の代表で、養護学校の先生でもある田中祥一さんの指導のもとに6チームが富める国や普通、貧しい国に分かれて商品の生産と貿易に励みましたが、創意工夫と交渉力、先見性など思わぬ事を要求され、結構サバイバルなゲームでした。
 その中でフェアトレードを知り、品質と流通を確保して安定的な収入を得ることが出来た国(グループ)がいたことで、参加者全員がフェアトレードの効用を身をもって理解、実感した貴重な時でもありました。
 続いて、ネパリバザーロ代表、土屋春代さんから、ネパールでのフェアトレードの始まりやその経過と現状などの話がありました。生産者訪問を年に4〜5回していること、製品開発から品質管理まで気を配っていること、安定的な注文を心がけていること、そして、買う側にとっても理解と納得(喜び)になる仕事にしたいこと、また、これからも充実した仕事を通じて初期の目的である教育の向上につなげたいことなどを話されました。
 次は、サパナさんの講演です。春代さんによるネパール語逐次通訳で行われました。ネパールの教育事情やレプチャ族の歴史や現状などを聞き、参加者の中には日本との大きな違いや厳しい現状を知り、カルチャーショックを受けられた方が居たようです。
 参加された方々のアンケートを見ると、大体の方がサパナさんのエネルギッシュな活動に感心され、日本とネパールの繋がりが、より強まることを期待する声や現地の厳しい実状に驚きを感じた、という声がありました。
 「この学習会での話で、フェアトレードに1歩も2歩も近づいた気がする」という方もいました。
 第2部の終了後、5階の映像ホールでのネパール音楽のミニコンサートは、パンチャラマ兄弟によるネパールの笛と太鼓に踊りも加わり、懐かしいようでエキゾチックな音色を大勢が楽しんで聞いていました。