楽しく体験した
手漉き紙ワークショップ
島津直子

 午後からのシャンティ・チャダさんと鈴木直子さんのセミナーの前に、同じ会場で手漉き紙のワークショップがありました。シャンティさんが代表を務めるウーマン・クラフトで作った枠と本場ネパールのロクタを材料に使い、押し花や色紙を漉き込んで紙を作ります。私達ボランティアも、ワークショップの時間に合わせて、地球市民プラザ調理室へ集合しました。当日は、ネパールの服装をしてくるように連絡があり、私も初めて一昨年ネパールで買ったパンジャビドレスを自宅から着用して出かけました。 
 ワークショップでは、キューブ状(10cmx10cm)に固められた原料のロクタと、手漉き用の枠が用意され、又、色とりどりの押し花や、押し葉、小さくちぎられた和紙も準備されました。参加者も、セミナー目的でいらした方、子ども達への教材として興味をお持ちの方、親子連れなどいろいろな方が集まってくださいました。どんな手漉き紙が出来あがるのか、とても楽しみな雰囲気が漂う中、参加者の方達はグループに分かれて、枠を使って実際の手漉き作業を始めました。キューブ状のロクタは、水と共にミキサーでドロドロに溶かして使います。ロクタを枠に広げ(枠は20x25cmぐらいでしょうか)その上に各自のセンスで自由に押し花や押し葉、和紙を置き、その上にもう一度ロクタを注ぎ、出来あがり。ロクタの特徴で化学的な物を何も使わないのに天然の粘着力があり枠からすぐはがせます。そして調理室の外に天日干し。途中から会場にいらしたシャンティさんも、参加者の盛り上がりにすぐに溶け込み、楽しそうにできばえを眺めていました。嬉しいことに、午後のセミナーの休憩時間に、出来あがったロクタペーパーの中から「シャンティ賞」が、数人の方に授与されました。それぞれの個性が光る手漉き紙の良さを味わい、又、自分だけのマイペーパー作り、参加者の皆様にも十分に楽しんでいただけたことと思います。
 今回のセミナーでは、手漉き紙ワークショップにはじまり、セミナーではネパールの製品と日本の技術との見事な合作、コラボレーションを体験できました。そして、参加型のワークショップ形式で、実際に自分の手を使い、目も耳も総動員しての五感に訴える盛り沢山の楽しい一日となりました。